33歳から婚活をはじめて35歳に結婚できましたが、それまでいろいろな女性と出会いました。母親や近所の人、親戚のおばさん、結婚相談所からの紹介でしたので、自分から出会うことはなく、すべて受け身の状態でした。もともと女性から好まれるタイプではないことは自覚していましたし、女性と会話すつことも意識してしまいぎこちなくなることが自分の欠点でした。

最初に紹介してくれた女性とは実家であいましたが、ベレー帽をかぶって画板をもってあらわれた時には驚きました。こちらは背広で緊張していましたが、とてもフランクにしゃべる方で日本全国を絵を描くために廻っている絵描きの卵のような人でした。作品を見せてもらいましたが、ダイナミックな画風で上手でした。結婚したいのかよくわからない印象でしたのでダメかなと思っていましたが、断られてしまいました。

次にお会いしたのはおっとりした女性でした。ほとんど会話がなかったので同席した彼女の母親に聞くと、家ではピアノばかり弾いていて、結婚の条件はピアノを好きな時に弾くことでした。この女性には音楽が精通している人の方が良いのではと思っていましたが、案の定断られました。

その後は結婚相談所に登録して５人お会いしましたが、いずれも断られてしまうのでかなり落ち込みましたが、なぜか会話がそれなりにできるようになってきたことが自覚できるようになっていました。

今の妻と出会った時は、うまく会話が続くようになり、今まで出会った人との会話の経験が生かせた感じがしていました。ただし後できいてみたところ、緊張していた最初はよくわからなかったといわれたので自分のおもいすごしだったような気もしています。