35歳を過ぎて、自分はこのまま結婚できないのでは、という不安に駆られました。というのも、大学は理系で女子はほとんどおらず、また、就職した会社も会社全体には女子社員はいましたが、私の部署は男所帯で、本当に普通にしていたのでは、全く出会いがなかったからです。加えて、私自身がインドア派でかつ女性と話すことが得意でもなく、社交的な性格でもなかったので、自分から積極的に動いて、出会いを作っていく、ということも難しそうだったからです。

しかし、本当にそのままだと一生独身だと、ある日急に思ったので、思い切って結婚相談所に加入することにしました。これについても、自分の性格について熟考した時に、誰かに紹介を頼む、婚活パーティに行く、サークルなどに入る、などの方法は自分に向かないと考え、それであれば、プロに頼んであっせんしてもらったほうがよいと判断した結果です。

ネットである結婚相談所に申し込むと、まずはその事務所に行って、こちらの希望などをインタビューされてプロフィールを作ります。その際に、自分の希望と自分のスペックなどで、もう少し条件の幅を広げたほうが候補がたくさん見つかるのでそうしたほうがいい、というアドバイスを受けました。

正式に登録すると、月に1回のペースで数人の候補者の提案があり、そのうちの何人かとは結婚相談所の専用の部屋で「お見合い」をしました。その中で、年上でしたが、図書館で働いている女性と知り合い、かなり印象がよく、フィーリングも合いそうだったので、外で会うことを相談所を通じて申し出ると、幸いなことに、OKしてくれました。

その「初めてのデート」の時の印象が非常に良かったので、正式な交際を申し込み、相手もOKしてくれて、半年の交際で結婚を申しこみました。それから半年後に結婚し、今では幸せな家庭生活を送っています。あの時思い切って結婚相談所に登録してよかったと思います。