「恋の季節」なんて歌のタイトルになるほど、季節と恋は関わりがあるといわれています。では、本当の「出会いの季節」っていつなのでしょう？様々な調査結果から見る「出会いの季節」を調べてみました。

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出会いの季節不動の1位は「春」二位が「夏」

恋の季節というと、「出会いの春」「情熱の夏」など、昔から春夏が一番取り上げられやすいようです。過去に結婚した人が、お相手と出会ったのはどの季節だったか？大手結婚相談所のアンケート調査によると、

1位・・・春（４２％）
2位・・・夏（２２％）

と、やはり、春が不動の一位となっているようです。進入学、入社のあるシーズンである春は、転職業界でも人の異動が多い季節です。転勤も年度の変わり目に行われることが多く、自動的に転居による出会いも生まれやすくなるからでしょう。

夏はレジャーなど、普段は行かない場所に足を運ぶことで「ひと夏の恋」が芽生える可能性が高くなりますし、一緒に旅行やレジャーを楽しむチャンスも作りやすいことが、恋の生まれる可能性を高めているのかもしれません。

ちなみに3位は冬。秋の出会いは意外と少ないようです。

実は別れも多い春と夏

春、夏に出会いが多いことは確かですが、そのまま結婚まで必ずしも進むとは限らないようです。別のアンケートによると、「元カレ、元カノと出会った時期」も春が53％と過半数。「元」がついているから、別れてしまっているわけで、言い換えると「春の出会いから分かれるカップルも多い」ということなんですね。

別れの季節に関するアンケートを見ても、同じく春、夏が半々で約半数を占めます。つまり、春夏は「出会いと別れが交錯する季節」でもあるといえるでしょう。

彼氏の転勤をきっかけに別れてしまう場合や、別々の学校へ進学してフェードアウトなど、別れのきっかけになる出来事も多い季節といえそうです。

婚活業界では意外に注目されている「秋」の出会い

自然な出会いのきっかけが多いのが春夏ならば、婚活業界ではどうなのか？というと、意外なことに隠れた人気の季節が「秋」なんだそうです。その理由は、秋にはシルバーウィーク等、祝祭日や半日から1泊程度のイベントを作りやすい環境だからなんだとか。

また、夏に別れてしまったカップルが新しい出会いに目を向ける「人恋しくなる季節」であることも、大きな理由の一つのようです。

春、夏は自然と出会いが多くなるきっかけがあるけれど、秋は自分から出会いを求める季節という考え方もできるでしょう。

また、ハイキングや果物狩り、紅葉狩りなどのおでかけにも適したシーズンであることから、ちょっとした日帰り旅行を企画するのにもいい季節ということもあるようです。

これらの理由から、秋は婚活バスツアーや婚活電車ツアーなどの、小旅行つき婚活のプログラムが地域を問わず多数の募集がされています。その意味では、婚活業界での注目シーズンは秋、といえそうです。

出会いから交際を決める時期はいつ？

さて、そんな出会いをへて、交際を開始する時期いつごろなのか？というと、こちらは季節にあまり関係なく、およそ１～3か月くらいになるようです。早い人では1週間くらいで交際スタートとなる場合が多いのだとか。

この時期、いわゆる、自然な出会いの場合と、婚活などで積極的にお相手探しをした場合とでは、少し事情が変わります。

自然な出会いからお互いなんとなく意識し始めて交際開始、となると、いわゆる「長い春」になる危険性が高いものですが、婚活の場合は、始めから「結婚」を一つの節目として考えているせいか、出会いから交際スタートまではもう少し短めになるようで、1か月くらいで「交際しませんか？」とどちらからか、告白されることになるようです。

婚活の場合では、最初から「結婚のお相手探し」が目的のメインになっているので、交際は「結婚を前提とした」見極め期間です。自然な出会いから恋愛に至った場合は、必ずしも交際が結婚前提とは限りません。この辺りの意識の違いも影響しているのでしょう。

交際開始までの1か月程度の間に、婚活カップルの場合では4，５回程度のデートが平均的な回数だそうです。これらを考えると婚活カップルでは「秋に出会って秋から交際開始」というパターンがこれからは増えていくかもしれません。